🟩【不登校】ゴールは学校に行くことではない🟩
不登校でお悩みの中高生がセッションに来てくださることが多くあります。
*もちろん親御さんに連れられてですが*
さて、不登校で悩んでいる子の目指すゴールはどこだと思いますか?
『学校に行けるようになること』
ここにゴールや目的を持っていることは多いのではないでしょうか。
学校に行ってほしい。は親の気持ちであって大人の都合です。
学校に行けるようになるのは、あくまで結果であってそこに意味はありません。
学校にいけない。
学校に行きたくない。
『理由と目的』があります。
その理由はその子によってさまざま。
基本的に僕は「行きたくないなら行かなきゃいいよ」
というスタンスでいます。
学校に行く目的も理由もないのなら、行く意味もないし、時間ももったいないからです。
その時間でできることがたくさんあります。
大人はいかせたいでしょうが、行きたくな子は行きたくないんです。
でも、まだ『どうして行きたくないのか?』が本人もはっきりしていないことがほとんどです。
それは悩んでいることもあれば、単に甘えていることもあります。
学校に行く『意味』を見出せず、勉強をする意義を感じられずにテストに追われ、順位や点数で評価され、追い詰められれば、誰だって学校に行く意味なんてわからなくなって、登校する気力を失います。
「学校はいかなくてはならないもの」ではありません。
行くも行かないも、本人の自由です。
そこで将来の学力などのハンデは本人の責任です。
よく中高生の子と話していてよく出てくるのが
「今必死にテストのために勉強しているけど、卒業した後になんの役に立つのかわからないし、きっと使わないのに勉強しなければいけないのがしんどい・・・」
そもそも、なんのために高校に行ったのか。
中学は義務教育なのでそのまま上がってしまいますが、高校は自分で選んだはずです。
なんとなく・・・
高校くらいは・・・
親にこの高校に入れと言われて・・・
10代に目的を問うのは難しいかもしれませんが、目的を持っている子は持っています。
不登校は学校に行くことが目的ではありません。
自分の人生設計に『学校が必要か不必要か』を決めてもらうことです。
それが、学業だけではありません。
人間関係や集団生活を学ぶことが目的にあるかもしれませんし、青春を味わうことかもしれませんし、
その先の人生の方向性を見つけるためかもしれません。
人によってさまざまなモチベーションがありますが、
そこを一緒に見つけてあげることが、重要です。
決して世間一般的な常識に当てはめようとせず、
本人に見つけて決めてもらうことです。
行くなら行く。
辞めるなら辞める。
違う見方をしただけで、学校にいきたくなる子もいれば。
その気付きから退学を選んで、進みたい道に行く子もいます。
全てが正解です。
学校に復学することが目的ではありません。
特に高校生は『自己決断』の練習中です。
横から大人がとやかく介入する必要はありません。
本人に全てを任せます。
子供と大人の間にいる時期なので、たくさん迷って、たくさん悩んでいます。
そっとしておいてあげるのではなく、本人に全て決断させることが重要です。
学校に行くことがゴールではありません。
自分で決断して行動に移すことがゴールです。
そこからが本当のスタートですが。